健康体力研究所

健康と長寿を約束する食事方法

kenkou

vol.25「冬の食事法はこれだ!」

筋トレのベストシーズン

筋肉は動く度に発熱します。重い重量で筋肥大をはかるのが筋トレの主目的ですが、気温が高いと汗まみれになり、効率が悪いことを誰でも経験されているでしょう。
その点、寒い季節の筋トレは効果が増すばかりでなく、カラダの中からポカポカ熱くなります。「冬でもTシャツ姿なんて、よほどカラダを見せたいのだ」などと誤解されますが、筋肉が多くなれば基礎代謝が高まり、発熱量が多くなるのです。また、毛細血管が発達して血液循環も良くなっています。やせ我慢の薄着でなく、本当に体温が高いのです。
多くのスポーツ競技でシーズンオフになるので、寒い冬こそ高重量の筋トレと良い食事法でカラダを大きくしたいものです。
その逆に「きびしい食事制限をして減量しよう」という計画は気温が高まる春まで延ばした方がうまく行きます。

間違いやすい冬の食事法

「筋トレ回数を増やすと同時に食事量を増やす」という方針は正しいのですが、「何でもよいから単に多く食べる」というのは間違いです。油を用いた食材は少な目にして、良質タンパクや野菜類を多くします。糖質もある程度は必要ですが、米飯や麺類、お好み焼き、タコ焼き、中華まんじゅう、しゅうまい、ギョウザ、甘い菓子・ケーキ類などを食べすぎないでください。
ハウス栽培が盛んになり、冬でもキュウリ、トマト、レタス、ピーマンなどが出回っています。「我が家の習慣だから・・・」と冬でも食べていませんか?
私は3年間にわたり東洋医学の基本を学びました。「旬に出る物を食べる」「地元でとれる物を食べる」「色の濃い物を食べる」「陰陽を知って食べる」「食品全体を丸ごと食べる」などが基本です。
とくに冬は「地中深く育つものがカラダを温める」と教わりました。葉や実より、根や茎の方が冬のカラダに適しているのです。

鍋物料理、プラスアルファ

焼き肉やステーキも良いのですが、冬は鍋物料理(おでんを含む)を多く食べることが筋トレする人の常識になっています。肉、魚、イカ、カニ、卵などは良質のタンパク源で筋肥大に貢献します。また、春菊、ねぎ、ホウレンソウ、白菜などの野菜や大根、里芋、ニンジン、タマネギ、レンコン、コンニャク、昆布など根っこの食材はよく煮ることでボリュームが減り多く食べられるほか、加熱により食物繊維が柔らかくなり、胃腸に負担をかけません。用いる材料や割り出しの風味を変えれば毎日のように鍋物料理が続いても飽きません。ニンニクやショウガをすりおろし、ゴマだれ、ポン酢などにたっぷり加えればスタミナが増します。
鍋物料理にも共通しますが、冬に食べておくと健康増進に役立つ食材を述べておきます。
①かき、ほたて、ふぐ、はまぐり、エビ、カニ類、たい、ひらめなどは冬に最高の栄養と味が楽しめる。高価であるが、ひと冬に5回以上は食べておきたい。
②ブロッコリー、カリフラワー、白菜、ねぎ、ホウレンソウ、小松菜なども冬に栄養価が高まるが、葉の部分だけでなく、茎全体、根っこのほうまで全部食べよう。
③冬の果物の代表はミカンとリンゴ。なるべく皮まで食べるとビタミンCなど栄養素が多くとれる。それぞれ種類が多いので同じ品種の物ばかり食べない。
④どれも遠い外国産でなく、地元産の物を食べよう。土の中に含まれる成分が役立つ。
⑤生で食べるより過熱をしっかりして食べる。とくに豚肉、鶏肉、サバ類には注意する。
⑥もちろん冬のトレーニングにもプロテインが役立ちます。ぜひ継続してください。

 


野沢秀雄
のざわ・ひでお ●1940年、京都生まれ。京都大学農学部、東京衛生学園鍼灸科卒業。健康体力研究所を創立し、現在顧問。主な著書に、「自己トレーニング法」(青春出版社)、「一週間でやせる本」(永岡書店)、「リアルエイジがわかる本」(永岡書店)、「スクワット超健康法」(講談社)。最新刊として「内臓から強くする自己トレーニング法」(青春出版社)がある。

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