ブックタイトルKentaiNEWSvol219

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概要

KentaiNEWSvol219

てしまうことを考慮する必要があります。特に、サウナによる脱水と並行して実施した場合は、実際の筋肉量は減っていなくても、パフォーマンスに影響するでしょう。また筋肉の痙攣を引き起こしやすくなるので注意が必要です。ホルモンバランス女性はホルモン周期によって体重が減りやすい時期と減りにくい時期があるので、それも考慮して、頑張っても体重が減りにくい時期を理解し、体重計に乗った時にがっかりしすぎないことが大切です。特に、生理直後から排卵までの時期は、体重が減りやすい時期ですので、その時期にダイエットをスタートするのはよいアイデアです。逆にその後は体重が減りにくくなりますので、それを考慮して体重目標を立てることが大切でしょう。また塩分の多いものを食べた翌朝は逆に、食べた量以上に体重が増えていることを予期しておく方がよいでしょう。これも体内のバランスが戻れば体重も戻るものです。気を付けたいことは、塩分が多いものは、エネルギーの高いものが多いという事実です。摂取エネルギー過多になれば、脂肪を蓄えることにつながります。これも短期間で、規定の体重にする際に使うテクニックです。パワーリフティングは大会の当日に検量がありますが、前日もしくは2日くらい前から、塩分、ナトリウムの多いものを控えて、余剰の水分を体内にため込まないようにします。もちろん水分が体内に少ない状態は、パフォーマンスがマイナスに影響しますので、検量終了後から、試合開始までの2時間で生理食塩水に近い濃度の水を飲むなどして、回復に努める必要があります。水を大量に飲む水を1日に2リットル飲むなどのダイエット方法が流行った時期がありました。水はカラダの60パーセント以上を構成する重要な要素ではありますが、必要以上に飲むのは、おすすめではありません。ただし、2リットル以上の水を5日以上飲み続けて、突然飲水を控えると、カラダはその変化についていけず、水を飲むのをやめたあとも利尿作用が続き、結果として脱水状態を引き起こし、体重が一時的に減ります。これは、おそらくアルコールを飲みすぎたあとに起こる現象にも似ているかと思います。パワーリフティングの検量前のテクニックにアルコールは使いませんが、水を大量に数日飲み続け、前日から突然やめ、脱水状態をつくるという方法はよく使う手法です。これも脱水状態から試合開始まで回復するのに時間がかかるので、ある程度パフォーマンスに影響がで09