ブックタイトルKentaiNEWSvol224

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概要

KentaiNEWSvol224

KOJIGODO ボディビルダー「角田信朗身体大改造(特に胸)」は如何に?! 大阪大会の勇姿で確かめるしかない?!1961年丑年同学年の二人。誕生日も僅かに十日違いだ。岡部みつる=文・写角田は開口一番「雲の上を歩いているようで前に進まないんだよ。こんなに自分が歩くのが遅かったとは知らなかった」と脚トレの成果について語っていた。三日目の試練・拒絶反応 角田が三頭筋を痛めていることを考慮して、合宿は二部制になった。「胸」は様子を見てひと月後ということで、今回は「押す系統以外の肩+二頭」の三日目をして終了である。プレスが出来ないのでサイドレイズから。ところが、ここで角田が格闘家としてパンチを繰り出すときの癖がわざわいして僧帽筋の関与が大きく、ダイレクトに三角筋だけを稼働できないという課題が発覚。「これは宿題ですわ。パンチ打つときに最後『クッ!』ってひねる癖が抜けないんだよなぁ・・」ともがいていた。そして、上腕二頭筋へ移行し、まずは基本中の基本バーベル・カール。合戸式の特性リストラップで手首を防拒しつつ最大挙上重量をこなし、ケーブル・プリチャーに。そこで合戸が角田に問うた。「カクちゃん、どう?効いてる?なんかあんまりパンプしてない感じだね・・・」と言えば「そうっすねぇ、あんまり『うわぁ!バ~ンと来たぁ!』って感じじゃないですねぇ」と返す角田。その角田を良く見れば、汗も完全に引いているではないか?!8月中旬の大阪選手権でのリベンジを控えている角田は、このときすでに減量に入っており、極端ではないにしろカーボ摂取量も低め設定で「三日連続での合戸式トレ」に対して生理的に対応し切れなかったのかも知れない。課題の沢山見つかった前半戦を終了し、後半戦「胸の部」は6月半ば開催と決まった。マッスルトーク 特別レポート第二部「胸」 連続して行なったことが「凶」と出た前半戦を考慮して、角田最大の弱点であり、またそれ故に改善されれば最大の強みと化す可能性を秘めた「胸」に関しては「単独・且つ・定期的」に行うこととなった。初回は6月18日の月曜日で、大阪大会まで「毎週月曜日は藤枝で胸トレ敢行」という予定だ。仮に全行程出席可能とすると9回行なえる計算だ。どのような結果になるかは、大阪大会での角田を見てみないと分からないだろう。しかし、期待を抱くには充分な期間にも感じる。何れにしても、三頭筋が完全に回復しているわけではないので、その辺のさじ加減も重要になってくる。まずはベンチプレスから。胸郭を広げるための背中に敷くパッドなど「合戸マジック」が随所にちりばめられている。そして最大の特徴は「自力+3回補助、即座に20㎏落してのドロップセット」加えて1分インターバルで5㎏ずつ落して行くという、やっている人間にすると「無限地獄」とも思えるような行程だろう。肘のことも考慮して角田自身のマックス重量よりは遥かに軽い重量での「お試し」となった。 なんとか乗り切り「合戸の巨大な胸を造り上げたスペシャルマシーン=Uバー・インクライン」へ。角度が変わったせいか、角田の肘が悲鳴を上げる。違和感もあり、高重量は回避してダンベルフライへ移行。ここでも、角田のカラダに染みついた悪い癖が姿を現し「宿題発覚」。 そして合戸が角田のカラダ改造で最大のポイントという大胸筋下部の輪郭を出すのに最大の効果を現すディップスへ。ところが、角田の肘はディップスを完全に拒絶。「角田信朗藤枝合宿」は一旦ここで幕引きとなった。「いや、今回はちょっと不甲斐無い結果に終わったけど『普通に全部できちゃった!』っていうなら、わざわざ仕事のスケジュールも空けて、ホテル泊まって、合戸さんに教授代奉納してやる意味ないでしょ。今まで感じたことのない限界に近づいて、勉強することが出来て本当に良かった。課題が沢山見つかりましたよ!」と角田がいえば「大会のことを考えたら、カクちゃんはやっぱり胸を改善しないと。胸が充実したらうんと見栄えが変わるよ! 絶対に変えられるよ!」と熱き漢二人の共同作業はこれからもさらに強度を高めて続行予定だ! 大阪大会にて大変身を遂げるであろう角田信朗に「乞うご期待!」である。(文中敬称略)角田が得意にしている脚トレ。しかしながら「合戸オリジナル・エクステンション」の大腿直筋直撃の効きには悲鳴が上がる!角田 信朗(かくだ のぶあき)1961年4月11日大阪府出身、丑年正道会館空手最高師範。1988年、89年佐藤塾POINT&KO全日本空手道選手権準優勝。第7回極真ウェイト制全日本選手権重量級4位。2015年日本グアム親善ボディビル選手権ミドル級優勝。2016年大阪マスターズ50歳以上、及び総合優勝。2016年大阪クラス別ボディビル選手権75kg超級優勝合戸 孝二( ごうど こうじ)1961年4月1日静岡生まれ、丑年57歳にしてなお進化を続けるボディビル界の鉄人。バルクで世界の選手と渡り合って来た数少ない日本人バルク・タイプ・ビルダー。1999年世界アマチュア選手権70kg級4位。2005年、そして2007年から3年連続、全日本選手権4回優勝。2011年アジアボディビル選手権70kg級優勝。2016年8月に胸郭出口症候群を患い全日本選手権欠場。2017年に見事復活し4位入賞。?!11