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概要

KentaiNEWSvol224

今年は急激に暑くなり、体調を維持するだけでも大変なのではないでしょうか?脂肪がカラダを覆っていると、より一層あつく感じるものです。脂肪を燃やして、COOLなカラダを目指しましょう。脂肪を減らすには、栄養面について気をつけることが一番で、それが一番つらいところでもあります。アイスクリームを我慢したり、お酒を我慢したり。そして少しでも気を緩めて油断してしまうとこれまでの努力も無駄になり、元の体重に戻ってしまうのです。増えた筋肉はどうでしょう? 筋肉はそう簡単には増えません。長年かけて徐々に増やしていくことができるものなのです。だからボディビルでは、長年積み重ねできているベテラン勢が強いのですね。他の多くのスポーツでは18歳くらいから25歳くらいまでの活躍が多いですよね。30歳ですとほとんどのプロスポーツではベテランの域ではないでしょうか?スポーツを引退してしまうと太ってしまう方も多くいますが、実は脂肪はついていてもそれほど、筋力は衰えてはいないのです。私もパワーリフティングから遠ざかっていますが、それでも最初にバーベルを持った時にできなかった重量が再びできなくなるか、というとそんなことはありません。最初はベンチプレス20㎏を1レップも挙げることができませんでした。今は週1回ほどのトレーニングですが、ベンチプレスも50㎏くらいは挙げることができます。やはり長く鍛えてつけた筋肉は急激には落ちないものです。時間的にジムに行く時間がない方や思ったようなトレーニングをする時間がないという方もいらっしゃると思いますが、合間を見てトレーニングを実施してみてはいかがでしょうか?1 ウォーキングランジランジをしながら前進していくものです。①前方へ大きく足を踏み出します。②膝がつかないすれすれのところまで沈み込みます。③一度立ち上がって(すり足のようではなく)後ろに置いてあった足を前へ踏み出します。④このように交互に足を出し繰り返します。長い距離をできれば筋持久力や心肺機能も鍛えられます。徐々に距離を延ばしてみましょう。2 股関節の運動①膝を横にあげ、外側から内に回すようにして着地させます。②①の動きを逆の脚で同じことを行います。股関節の筋肉をほぐし、鍛えるのによい運動です。水中で行いますと、水の抵抗が加わりより筋力が鍛えられます。右記のエクササイズの種類として内側から外側へ膝を回すエクササイズもあります。両方とも実施するとよいでしょう。ベーシックトレーニングトップアスリートによるビギナーのためのVol.41筋肉を減らさないトレーニング中井敬子(なかいけいこ)●東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了/健康運動指導士/2010年世界パワーリフティング選手権大会女子52kg級 8位12