ブックタイトルKentaiNEWSvol224

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概要

KentaiNEWSvol224

かがやく   大人達へ岡部みつる(以下M) 退職後にベンチをはじめられたそうですが、まずは生い立ちなども含めて、そこに辿り着くまでのお話を伺えますか?山本(以下Y)僕は、昭和18年に岡山県の加茂町(現在の津山市)にある造り酒屋に生まれました。高校までは地元にいて、その後立教大学へ進みました。大学のときには日本拳法をやっていて黒帯五段を取得しています。卒業後はプラント関連の会社に入り、日本拳法は就職後も32歳の頃まで道場で指導をしていました。その後は会社が不動産事業にも進出したりしてかなり忙しくなってしまい、ゴルフはやっていましたがそれ以外の運動は出来ませんでした。47歳で取締役に就きその後は複数の役職を兼任する形になったこともあり、休みが無いような環境でしたね。そして62歳で退職しました。退職後も、別の会社を手伝ったりしましたが、それらも全て辞めさせてもらったのが63歳の頃です。それまでは『仕事人間』という生活でしたから『仕事』を取り上げられたら何もすることがないんですね!『これじゃいけない!』と思って、自宅近くのプールへ出掛けたんです。すると、あるとき、その奥で何かやっているのが見えたんです。そこへ行ってみるとみんながベンチプレスをやってるんですよ。『面白そうだな』と思って見ていると同じ年齢くらいの 今回は、退職後にはじめたベンチプレスのM4(70歳代)クラスで4年連続世界チャンピオンに輝き、昨年10月には170㎏を挙げて日本記録を新たに塗り替えた山本茂樹氏にお話を伺いました!30㎏からのベンチプレスで4年連続世界チャンピオン!!元気の源クールエイジング6「人・もの・皆 先生」という学ぶ力と向上心さすがは世界チャンピオン! 75歳になった今でも大胸筋の張りはハンパない! 特に左胸上部の張りは素晴らしい!「175kgに向けて調整中」と語る山本氏。「諦めずに前進する気持ち」こそが「元気の源」だ!ベンチプレッサー?勝利への挑戦/チャレンジャーインタビュー]山本 茂樹S h i g e k iYa m a m o t o(やまもとしげき) 昭和18年6月19日 岡山県加茂町生まれ埼玉県在住:満75歳。立教大学卒業後プラント関連の会社に勤務。退社後63歳のときにベンチプレスと出合う。それまでベンチ経験なし。半年後に埼玉県ベンチ大会に出場し77.5kgで最下位になり、闘志に火が点く。1年後に同大会に出場102.5kgで優勝。2011年世界大会初出場し準優勝。 2015年に世界選手権で128kgを挙げて優勝。その後2018年まで4連勝中。 2017年10月の関東ベンチ大会で170kgの日本新記録をマーク 越谷市シルバー人材センター理事長 JPA公認審判員 埼玉県PL協会理事 日本拳法埼玉県理事(五段)。取材協力:B.T.S.L.Fitiness 世界ベンチ大会2連覇中のチャンピオン(66kg級、250kg)福田将志氏主宰のジム。東武東上線高坂駅から徒歩3分。0493-59-9867BTSLフィットネスのベンチ仲間達。オーナーの福田氏(赤いTシャツ)はベンチプレス250kgの世界チャンピオンだ。しっかりと握り込まないグリップ。掌にシャフトを乗せて押すため、ローレット(シャフトのギザギザ)が浅いと滑って手幅が広がってしまうこともあるとか。08