ブックタイトルKentaiNEWSvol225

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概要

KentaiNEWSvol225

S『来年もステージに立つ!』ということです。ただそれだけですね。そのために、日々を精一杯生きるということです。今よりも良いカラダをつくり上げて、舞台に立ちたいですね。来年は更に進化して、そして80歳クラスに出場できるようになったら金澤利翼先輩と一緒に戦いたいです。この日は午前4時過ぎにジムリーダーの方がホテルに迎えに来てくれて、齋藤会長の取材風景をずっとビデオに収めてくれました。「齋藤会長の為になるなら」という気持ちで動いているのが分かり、齋藤会長の人柄が成せる業だと感じました。そのビデオは後日編集されて、送られてきました!自身の大会戦歴を一覧表にまとめたり、多岐に渡りきめ細やかなことに気を配り、人を思い、熱い闘志を持って毎日を過ごすというところに「元気の源」があるように感じました。ありがとうございました!の再起は無理だ」と言われ、肩の運動はもちろんですが、肩がダメだと胸のトレーニングができないんですね。なので『胸がないなら脚で勝負だ!』という思いで、大会出場を目指してトレーニングを再開しました。Mもの凄い根性ですね。その後、リハビリを続ける中でのジムオープンだったのですね。ところで、ラウンジなどに『ローテーターカフ』に関するものが張り出されていたり模型もありますが、これはなんですか?S自分が怪我するまでローテーターカフに関して、ほとんど知らなかったんですよ。怪我をしたことで勉強し、有名なトレーナーとの出会いもありローテーターカフの重要性を認識しました。ローテーターカフとは回かいせんきんけんばん旋筋腱板で肩関節を安定させる肩けんこうかきん甲下筋、棘きょくじょうきん上筋、棘きょくかきん下筋、小しょうえんきん円筋の4つの筋の総称です。肩関節は他の関節のような強い靭帯がなく、ローテーターカフが靭帯の役割をしています。そのために安定性は低いんですが可動域は大きいので怪我しやすいんです。怪我防止の観点から鍛えるべきなんですが、ウェイトトレーニングでという訳にはいきません。強過ぎず弱過ぎない適度な負荷にはチューブを使うのが良いと思い、僕も毎日やっています。鍛えることにより肩が安定し、ルーズショルダーや、強いては野球肘やテニス肘の予防にも効果があります。是非ともみなさんにローテーターカフをしっかりと鍛えて頂きたいですね。Mしっかりと勉強してローテーターカフを鍛えるよう努めます。ところで、毎日午前3時半からトレーニングしているそうですがなぜそんなに早いのですか?Sこの習慣は、ジムをオープンさせてから始まりました。営業時間は会員さん優先でジムを利用して頂きたいので『会員さんが来る前(午前ニングを始めたんですが、カラダづくりの方に興味を持ってしまい2年後には愛媛のボディビル大会に出場して準優勝し翌年には見事にリベンジ、優勝しました!その後仕事が忙しかったことなどもあり、止めていた時期もあるんですが『ゴールドジムをオープンしよう!』と思った頃には30年くらいのキャリアがあったわけです。先程、僕のいる『泉』という会社が一般廃棄物処理業をやっていると言いましたが「浄化槽清掃業・保守点検業」などがメインの仕事になるのですが、公共下水道の普及によって業界自体が先細りという状況で、他業種への展開が必要だったんです。たまたま事業所用地を広く確保できたのでマンション経営なども考えたのですが『僕にはボディビルの経験がある!』と一念発起してジムオープンという選択をしました!M愛媛大会で優勝して、中断している時期はあったにしても長きに渡りトレーニングを継続されていたのですね。それだったらジムのオーナーとしての出発というのもうなずけます。しかしながら45歳のときに復帰して、その後マスターズに出場するようになり、平成14年に60歳以上級で優勝したあと、ジムオープンの一年前に大怪我をされていますね。S今でも忘れもしません、平成18年の2月1日のことです。この怪我は、まったくもって、僕の不注意が原因なんです。スミス・マシーンでスクワットをしているときに、インターバルでバーを担いでいる状態で息を整えていました。とても短いインターバルなのでしっかりとバーを掛けて離れるということをしなかったんです。その90㎏のバーを担いでいる状態で、バーがいきなり外れてしまったんです!両方の肩関節が過屈曲を起こし、左肩は完全脱臼で棘きょくかきん下筋切断、右肩は亜脱臼でした。医師からは「運動選手として7時)に自分のトレーニングを終えてしまおう!』ということなんです。毎朝、午前2時半に起床し、バナナを一本食べてジムへ来ます。業務日報に目を通して、これから始まる一日の流れを把握した後、3時半から3時間、一人でトレーニングします。ローテーターカフから始まり、コアトレ、筋力トレーニング、腹筋などです。休息日もありますが1ヶ月で25日位はトレーニングしています。一人静かなジムでトレーニングしているときは、齋藤選手と齋藤トレーナーが筋肉を通じて会話しながらトレーニングに没頭するという感じですね。M楽しそうでもあり、また自分自身がトレーナーということで厳しいとも言えそうですね。肩の大怪我から4年間のブランクを経て平成22年に70歳で再デビューされて日本マスターズ70歳以上級4位、そして2017年に遂に75歳以上級で優勝されました。現役で大会出場されて若々しく生きる秘訣をご教授願いますか?Sまず『78歳だと思わないこと!』かな。32歳でトレーニングを始めて、気持ちは今でもそのころのままですよ。それが可能なのは、毎日、規則正しい生活を心掛けていることです。Mそのために食事などは、どのように気を付けてらっしゃいますか?S年間を通じて薄味!あとはサプリメントを摂っています。KentaiのBCAAシトルリンプラスやグルタミンZMAプラス、クレアチンALKにはお世話になっています。M齋藤選手個人の目標を聞かせて頂けますか?元気の源●岡部みつる(文・写真)東京都出身20歳過ぎでボディビルに出合い池袋にあるジムへ通う。昭和の終焉に「本場でトレーニングしたい」と決意し渡米。20年間アメリカで暮らす。在米中はリポーター、そして写真家として活躍、93年にはマスキュラーデベロップメント誌のチーフ・フォトグラファーとして年間契約。96年から始めたビデオ「オリンピアへの道」は選手から「大会自体よりもこのビデオに出たい!」と評判に。2008年に帰国し現在は静岡県内の山中に暮らす。1992年Mr.ロサンゼルス・ライト級優勝。齋藤選手愛用のKentai製品の一部。クレアチンとBCAA、グルタミンは欠かせないアイテム。クレアチンALKグルタミンZMAプラスBCAAシトルリンプラス11