ブックタイトルKentaiNEWSvol225

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概要

KentaiNEWSvol225

談慶の読んで筋肉回復期20Vol.大和書房1,400円(税別) WAVE出版1,500円(税別)いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか慶応卒の落語家が教える「また会いたい」と思わせる気づかい「楽しいことは、楽じゃない」?立川談慶(たてかわだんけい)立川流真打ち昭和40年生まれ/長野県上田市(旧丸子町)出身/慶應義塾大学経済学部卒業後、3年間のサラリーマンを経て、立川談志に18番目の弟子として入門。ベンチプレス120kg字が好きです。じっと見つめていると、絵のようにも見えてきて、いろんなイマジネーションが広がるからです。「筋肉」の二文字のうち、「筋」という漢字は「竹かんむり」です。「竹かんむり」は、竹にまつわる物を意味するそうですが、「竹のように節くれだっている」のが「すじ」であり「筋」であるというイメージからでしょうか。努力しないと大きくならないのが「筋肉」だとしたら、「竹」のようなしなやかなパーツに、筋肥大の三要素「トレーニング・栄養・休養」をしっかり与えることにより竹のようにすくすくと成長させてゆくものなのかもしれません。「竹」は植物というところがミソですな。じっくりと風雪という厳しい外部環境をベースにしないといけないという点では、「芸」が同じく植物を意味する「草かんむり」と同じ意味合いを持っているように思います。わー、これで、筋トレと落語との関連性がまた浮かび上がってきました。はははは、こじつけみたいなものでしょうが。トレーニングをはじめてから10年以上経ちましたが、いやはや、ほんと一朝一夕には筋肉は大きくならないとよくわかりました。また、日々のトレーニングにしても、毎回同じことだけやっていてもダメだなあと思う毎日ばかりです。ほんと日々発見するばかりであります。そういえば、「楽」という字は悩ましい字です。筋トレは決して「楽」ではありません。「楽」なトレーニングでは決して筋肥大は起きません。ところが、です。「楽ではないトレーニング」を毎日課すというのは実は「楽しい」のです。楽しくなければ続きませんもの。「楽」と「楽しい」には実は深淵なる距離があるのではと、推察しています。そんな哲学的なことを考えながら、今日もベンチプレスで自己ベストを目指します。9冊目となる新刊「慶応卒の落語家が教える『また会いたい』と思わせる気づかい」(WAVE出版・1500円)を出しました。トレーニングの合間にぜひ!面白いですよ!!漢大好評発売中!14