ブックタイトルKentaiNEWSvol225

ページ
6/20

このページは KentaiNEWSvol225 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

KentaiNEWSvol225

06バズーカ岡田の筋肉学読んで役に立つ!05kinnikugakuBAZOOKA OKADA , S SARCOLOGYんにちは。「バズーカ岡田」こと、岡田隆です。去る10月7日、1年で一番、筋肉がアツくなる「日本男子ボディビル選手権」「日本女子フィジーク選手権」が開催されました。私はテレビ中継の解説者として、ステージ横から選手の皆さんの激闘を肌で感じて参りました。2020年東京オリンピックに向けて、来年からはボディビル競技にトライするのは難しいかも……と考えていた節があったのですが、正直ハートに火をつけられました。やっぱり、ボディビルっていいものですよね。というわけで、今回は改めて「筋肉を鍛える」を再考したいと思います。筋トレに「0か100か」は存在しない実は私、ボディビル歴は5年ですが、トレーニング歴は20年を超えます。人生の半分以上の時間を「カラダを鍛える」という意識をもって過ごしてきているわけで、正直なところ「そろそろ、バルクアップするにしても限界が近いのでは……」と思うことがあります(おそらく、メンタルが弱まっているときなのでしょう)。しかし、ある時「成長の可能性は、すべて潰したのか!?」という心の声が聞こえ、ふと「自分には効果がない」として、経験を積み重ねるなかで捨てていったトレーニング種目に目を向けてみようか、と思うに至りました。言ってみれば「効かないと思う種目を、ひたすらに続けてみる」という人体実験です。実験結果を、皆さんはどのように想像しますか?効かないものをどれだけ続けても、何も効果は得られないと思いますか?それとも_。結果、カラダがガラリと変わりました!効かないものでもひたすらに続けていれば、大きな効果が得られるのです。そもそもの話「効かない」というのは、自分のなかだけの思い込みです。その時の自分のスキルでは、種目の良さを引き出せなかっただけかもしれないし、目に見える結果に対して焦りを感じてしまって、効果が得られる前に止めてしまっただけかもしれません。変化を目の当たりにして、まず思ったことは筋トレに「0か100か」は存在しないということです。私自身、何かしらの筋トレ情報を目の前にしたときに「やっても意味はないでしょう」と切り捨ててしまいがちでしたが「やっても意味はない」=気づきや効果が「0」なことなど、こ発達しない“筋繊維“などないカラダづくりの基本筋肉を鍛えることについてMitsuru OkabecMitsuru Okabec1980年愛知県生まれ/東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学/日本体育大学大学院体育科学研究科修了/理学療法士/日本体育協会公認アスレティックトレーナー/現在は日本体育大学准教授/ボディビルダーとしても活躍しており、2016年日本社会人ボディビル選手権で優勝岡田隆(おかだたかし)