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概要

KentaiNEWSvol227

●1940年、京都生まれ。京都大学農学部、東京衛生学園鍼灸科卒業。健康体力研究所を創立し、現在顧問。主な著書に、「内臓から強くする自己トレーニング法」(青春出版社)、「自己トレーニング法」(青春出版社)、「一週間でやせる本」(永岡書店)、「リアルエイジがわかる本」(永岡書店)、「スクワット超健康法」(講談社)。最新刊として「カラダをもっと強くする」(日本文芸社)がある。野沢秀雄のざわ・ひでお悩みを抱えるすべての人に贈る、カラダづくりの意外なヒント。日本で初めてプロテインを開発した著者が、長年のノウハウを活かし、簡単トレーニングと食事法を一挙公開。カラダは必ず変わる。カラダを大きくする野沢 秀雄ベースボール・マガジン社1,300円(税別)知られていないプロテインの本当のすごさ。トレーニングをするすべての人と指導者へ日本初のプロテイン開発者が説くプロテインの本質と最新事情をわかりやすく解説。トレーニングの相棒プロテイン野沢 秀雄ベースボール・マガジン社1,500円(税別)筋肉の鍛え方ひとつで体の中から若返る!息切れ、胃もたれ、便秘、尿漏れ、腰痛…たちまち改善。内臓から強くする自己トレーニング法を一挙公開。内臓から強くする自己トレーニング法野沢 秀雄青春出版社1,300円(税別)豆製品は畑の肉だ」と鍛錬する人々に何度も勧めてきました。最近になり、魚の脂肪分にEPA、DHAといった不飽和脂肪酸が多く、血管の若返りや認知症予防に注目され出しました。さらに人体が持つ恒常性の維持、向上、免疫力強化にたんぱく質の重要性が再認識されつつあります。「高齢になってもたんぱく質は減らさないように」と国民に呼びかける時代になっています。大量に捕獲されたサバやイワシを加工して安価に供給できれば生産者にも消費者にも有難いことです。大豆もサラダ油に利用するだけでなく、プロテインパウダーに用いれば立派なたんぱく源になります。筋肉の材料になる分岐鎖アミノ酸もしっかり含まれます。これらたんぱく質や新鮮な野菜、海藻類などと適切な筋トレで人体の恒常性、自然治癒力は維持され、必ず健康度を高めることができます。とくに肩こり、腰痛、膝痛などの場合、服薬や手術を行わず、簡単な体操、ストレッチ、ツボやハリ療法などで改善できた例が数多くあります。また、「ステージ4のがんで余命は半年以内」と宣告されたのに完治して筋トレを再開している人が何人かいます。これらの人に共通することは「あきらめない」「気にしないで自分で治す」という強い意志を持っていることです。とりわけ筋トレは自然治癒力を高める効果があります。余分な体脂肪を燃焼し、効率良いカラダを維持します。また、毎日の食事が薬よりも重要な働きをしていることを再認識しましょう。とりわけたんぱく質、ビタミン、ミネラルに加えて発酵食品の役割が世界的に見直されています。なぜ今またサバ缶や大豆がブームか? ずっと以前から筋トレを実行している人なら知っていますが、雑誌「ボディビルディング」に私は食事と栄養に関する記事を多く書いていました。「魚の缶詰はたんぱく質が多く安くとれる」「納豆など大人体が持つ恒常性維持システム体温、PH、血圧、血糖値などは誰でも常にほぼ一定になるように設計されています。その条件下で体内の酵素活動がスムーズに進行するようになっています。「ホメオスタシス」と国際的に呼ばれます。ケガをして出血すれば血液が固まり、傷口は修復されます。病原菌やウイルスが侵入したとき、白血球、リンパ球など免疫機能が働き、病気と闘います。これらは「自然治癒力」とも呼ばれます。「病気が治るのは自分が持っている自然治癒力があってこそ。手術や薬は自然治癒力を高める手段にすぎない」という人がいるほどです。食べて寝て、仕事や勉強などで毎日を平穏に過ごしていますが、1分先に何が起こるか本当は誰にも解らないのです。自然治癒力は高められる「もしも・・・」のことですが、ケガや伝染病、また初期のがん、血液障害などになった場合、自然の免疫力強化で症状を改善できるケースが期待できます。健康と長寿を約束する食事法「自然治癒力を高めよう」vol.3513