ブックタイトルKentaiNEWSvol227

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概要

KentaiNEWSvol227

力がありますので、ルールが分からない方も見るだけで凄くエキサイト出来るはずです。一方で、すごく緻密なところも魅力の1つです。実は1試合のために準備するプレーが100個以上あります。練習でやりこんで、ミーティングしてトライ&エラーの繰り返しで最終的に完全な状態で試合当日に臨むという緻密な戦略と組織力が求められるスポーツです。そういう所も含めご覧頂くと非常に面白いと思います。―― ポジション、役割について教えてください。 ワイドレシーバーをやっています。アメフトは攻撃と守備のポジションが明白に分かれており、私のワイドレシーバーは攻撃側の選手となります。 役割としては攻撃の司令塔クォーターバックが投げたパスを、ワイドレシーバーが走ってキャッチし得点をあげる花形ポジションとなります。パスの種類はショート、ミドル、ロングと別れますが、まずは投げられたボールを確実にキャッチし、チームの得点、勝利に貢献することを求められています。またボールをキャッチしない場合は、仲間が走りやすいようブロックなどもします。―― 普段のトレーニングメニューについて教えてください。 アメフトはコンタクトスポーツなので相手に当たり勝つフィジカルが必要不可欠です。ここに関してはウェイトトレーニング、いわゆる筋肥大のトレーニングがメインになってきます。ただポジションによって求められる要素・特性が変わってきます。私のポジションだと、まず走ることが一番求められます。それは縦に走きっかけは甲子園ボウルの観戦―― アメフトを始めたきっかけを教えてください。 高校3年生の時、テレビで甲子園ボウル(大学選手権)を観戦したことですね。実は小学校から高校までは野球をやっていました。高校卒業後の進路を決める際、複数の大学野球部から推薦を頂いていたのですが、大学からは新しいスポーツにチャレンジしたいと思っていたので野球で進学する選択は無くしました。 ただ大学から新しいスポーツにチャレンジと言っても、どのスポーツが自分に適性なのか悩んでいた時、テレビで甲子園ボウルを観戦しました。その試合で大活躍をした選手の経歴を見ると大学からアメフトを始め、何と高校までは私と同じ野球部に所属されていたことを知りました。そこで私も努力すればトップ選手になれると思いアメフトの道に進むことを決めました。縁もありテレビ観戦した甲子園ボウルに出場の関西大学に進学し、更に当試合で活躍した選手の下で沢山の勉強・経験を積ませて頂きました。現在はXリーグオービックシーガルズに所属し日本一実現に向けて活動しております。―― 前田選手にとってアメフトの魅力とは何ですか? 激しいぶつかり合いですね。複数あるコンタクトスポーツの中でも、体重100㎏以上の大男が防具を装着し全力で激しくぶつかり合うんですよ。ぶつかった時の視覚的、聴覚的な迫写真提供:オービックシーガルズ写真提供:オービックシーガルズ写真提供:オービックシーガルズ132 vol.アメリカンフットボール[勝利への挑戦/チャレンジャーインタビュー]前田 眞郷S h i n g oM a e d a04新しいアスリート像を確立したい