ブックタイトルKentaiNEWSvol227

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概要

KentaiNEWSvol227

06バズーカ岡田の筋肉学読んで役に立つ07 KINNIKUGAKUあっても、ボディメイクを進めることは可能だということです。 私たちは、この世に生を受けてからというもの、これまで何かを口にすることで命をつないできました。しかし、それは意識的であるようで、とても無意識的な行動です。それだけ「食べる」という行為が、あまりに日常的であるがゆえに「何を」「どのような目的で」「どのようにして」食べるのか、ということに対して無頓着になりすぎていると、私は感じています。 しかも、今は飽食の時代です。なおさら、無頓着であることに気づけるかどうかが、ボディメイク成功と挫折の分かれ道になると言えるでしょう。食事とは、カラダに栄養を送り込む行為なのです。 ここ数年、トレーニング人口が右肩上がりになっているようで、ジムでもそれ以外の場所でも、質問や相んにちは。「バズーカ岡田」こと、岡田隆です。まさに時代の転換期にある今、皆さんとこのようにして筋肉、そしてボディメイクを通して関わりあえることを、改めて喜ばしく思う次第です。 しかし、どんなに時代が変わろうとも、決して「変わらないこと」もあるわけで……。例えば、カラダを変えるためには「除脂肪」がカギとなる、ということ。そして、食事がカラダに与えるインパクトは、トレーニングよりも大きいということは、不変の真理なのです。 というわけで、今回のテーマは「除脂肪食の考え方」についてお届けしたいと思います。食事とは、カラダに栄養を送り込む行為である 本質的なカラダづくりには、ゴールがありません。ただし、私のなかでひとつの答えが出ていることは確かです。それは、カラダを変えるために必要なのは、ウェイトトレーニングによってたった1回の大きな衝撃を与えるだけではない、ということ。例えば、食事のように毎日、無理なく繰り返し続けられる低強度の刺激でこいいトレーニングは、整った食事があってこそMitsuru OkabecMitsuru Okabec1980年愛知県生まれ/東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学/日本体育大学大学院体育科学研究科修了/理学療法士/日本体育協会公認アスレティックトレーナー/現在は日本体育大学准教授/ボディビルダーとしても活躍しており、2016年日本社会人ボディビル選手権で優勝岡田 隆 (おかだ たかし)