ブックタイトルKentaiNEWSvol228

ページ
14/20

このページは KentaiNEWSvol228 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

KentaiNEWSvol228

PB談慶の読んで筋肉回復期Vol.23大和書房 1,400円(税別) WAVE出版 1,500円(税別)いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか慶応卒の落語家が教える「また会いたい」と思わせる気づかい筋トレはアップデート思考?立川談慶(たてかわ だんけい)立川流真打ち 昭和40年生まれ/長野県上田市(旧丸子町)出身/慶應義塾大学経済学部卒業後、3年間のサラリーマンを経て、立川談志に18番目の弟子として入門。 ベンチプレス120kgの中、「これで大丈夫だ」と思った瞬間から、もしかしたら堕落が始まるのかもしれません。日本人はもしかしたら歴史的にそう思いたがる国民なのかもしれません。 家柄や身分が固定化され続け、停滞していた江戸末期を変えようと、志士たちが起こしたのが明治維新でした。公平に試験制度で人材を確保しようとして作られたのが官僚システムです。 これは時代の大転換期と共に希望を持って受け入れられました。日清日露の大戦に勝ったことでその思いは補強されたのですが、ここで、「これで大丈夫だ」と思ってしまった気のゆるみが、第二次世界大戦の大きな敗北だったのではと思います。 その後、戦後経済復興という点では日本は世界に比類ないほどの飛躍を見せて、バブル経済という余禄を生むことになったのですが、またしても「これで大丈夫」思考が、長年にわたる経済の停滞という帰結をたどることになりました。 以上大雑把に日本のダメな部分を挙げてみました。そこで提案です。「これで大丈夫だ思考」を卒業するためにもやはり筋トレではと思います。 「昨日より、今日。今日より明日!」という具合に追い込んでゆかないと筋肥大は起きないものです。「まだまだこれから」というスポーツが筋トレなのですから。「これで大丈夫だ」で成長は止まるのです。 「事務次官よりジム時間」というシャレを用意して、さらに今日も我が身を鍛え続けます。世大好評発売中!新刊好評発売中!14