Kentai NEWS
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弟子を取りました!大好評発売中!◆昨年11月1日付けで、新弟子を取ることにしました。まだまだ未知数ですが、よろしくお願いします。◆落語家の場合は東京ですと、真打ち以上のランクの落語家に弟子入りし、見習い、そして前座という手順を踏まないと、そこから先の二つ目、真打ちには上がれないというシステムです。◆そして、見習いと前座の時期が特に厳しい徒弟制度の元に置かれ、そこで諦めて途中で辞めてしまうケースがどうしても多くなります。私の場合、前座から二つ目に上がるのに9年半もかかってしまいました。◆その間は「不合理矛盾に耐えるのが修業だ」と談志の定義により、ひたすら師匠からの日常の身近な「ツツジの花の手入れ」や「トイレ掃除」などや歌舞音曲などの技芸にまつわることまで、「談志の基準」を満たすことのみに傾注するのです。◆筋トレ15年継続中の私はこんなプロセスがあったからこそ筋トレにハマったのかもしれません。◆弟子というのは、「自分の類型を作ること」です。それまでの芸が若い世代に認められたことでもあります。筋トレでいうならば、例えばビルダーならば芸を筋肉に置き換えてみると、そのすべてが評価されて後進につながったということでしょうか。◆芸も筋肉も一朝一夕には作れません。日々の厳しい稽古やトレーニングを行う覚悟があるかどうかです。◆この落語の仕事が激減中のコロナ禍に入門するとは、なかなかの見どころは感じています。どうなることやら。彼の成長ぶりも今後ここでまたご報告しますね。新刊好評発売中!いつも同じお題なのに、なぜ大和書房 1,540円(税込)「また会いたい」と思わせる気づかい慶応卒の落語家が教えるWAVE出版 1,650円(税込)ビジネスエリートがなぜか身につけている教養としての落語『花は咲けども噺せども』PHP文芸文庫 858円(税込)落語家の話は面白いのかサンマーク出版 1,540円(税込)(たてかわ・だんけい)12立川流真打ち昭和40年生まれ/長野県上田市(旧丸子町)出身/慶應義塾大学経済学部卒業後、3年間のサラリーマンを経て、立川談志に18番目の弟子として入門。ベンチプレス120kgvol.30立川談慶談慶の読んで筋肉回復期

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