ブックタイトルKentaiNEWSvol208
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KentaiNEWSvol208
106vol. Challenger ~勝利への挑戦~――アスレティックトレーナーの仕事について教えていただけますか?選手の体のケア全般になると思います。けがの予防及び予防教育から始まり、けがの診察と処置、必要な場合は医療機関と連携しての現場復帰とリハビリを担います。なかでも、スポーツ現場に常駐する唯一の健康管理者であると思いますので、まずは選手の命を守り、できるだけ良い状態でプレーさせてあげることがいちばんの役目だと思っています。私の場合は、トレーナー兼コーチという形でチームにたずさわっており、ノックも打ちますし投手の球を受けたりもします。選手の動きや球質を一番近いところで確認できるので、身体的コンディションと心理的コンディションの両方を観察し早期に異変に気付くことができます。――トレーナーになろうと思ったきっかけについて教えてください。私自身、野球をやっていたのですが高校時代に腰椎椎間板ヘルニアで思うようにプレーできませんでした。手術を受け、何とか試合に出られるようになったものの、最後の夏の大会直前に再発してしまいました。大学へ進学後は、野球部でマネージャーとなり、将来は野球の指導者になることを考えていました。ところが大学4年生の6月に日米大学野球大会が日本で開催され、そこでアメリカの野球を初めて見て衝撃を受けました。自分の無知や視野の狭さを痛感しました。このまま指導者になっても何も教えられない、野球発祥の地アメリカで野球の勉強をしようと米国大学院への進学を考えるようになりました。そのときに出会ったのが、スポーツ医学、アスレティックトレーナーという分野でした。けがで満足にプレーできなかったことスポーツを通して多くの子供達や選手をサポートしていきたい04